View Post

LENT | Day 11

Day 11 ※御言葉を読む前に、まずは主の前に静まる時間を持ちましょう(2分間)。 その後、御言葉をゆっくりと、3回繰り返して読みましょう。 へブル人への手紙 11章24~27節 24) 信仰によって、モーセは成人したときに、ファラオの娘の息子と呼ばれることを拒み、25) はかない罪の楽しみにふけるよりも、むしろ神の民とともに苦しむことを選び取りました。26) 彼は、キリストのゆえに受ける辱めを、エジプトの宝にまさる大きな富と考えました。それは、与えられる報いから目を離さなかったからでした。27) 信仰によって、彼は王の憤りを恐れることなくエジプトを立ち去りました。目に見えない方を見ているようにして、忍び通したのです。 ディボーショナル 私たちには、選択の自由が与えられています。それは、過去を見るか、今を見るか、将来を見るか、という選択です。モーセは、人生はじめの80年間、家族であれ、生い立ちであれ、過去を見続け、過去に縛りつけられていました。彼のアイデンティティは過去のままだったです。 私たちも、生い立ちや過去の失敗、挫折、家族や知人から受けた傷を見続ける時、私たちの生き方やアイデンティティは過去に縛られたままです。そのような時は、「情緒的に健全な日々の霊性」の著者ピーター・スキャゼロは、チャールズ・ディキンズの小説「壮大な期待」に出てくるミス・ハビシャスのような生き方を送ると紹介しています。ミス・ハビシャスは、裕福な家庭で育ち、結婚することになりました。しかし、結婚式当日の朝、ウエディングドレスの着付けをしていた午前8時40分にある手紙を受け取ります。それは、結婚するはずだったフィアンセからの結婚取りやめの手紙でした。彼女は、その手紙を受け取った時刻に合わせて家中の時計を止め、それ以来、生涯、ウエディングドレスを着て過ごします(次第にドレスは黄ばんでいきます)。また、手紙を受け取った時に靴を一足しか履いていなかったため、生涯、靴は一足しか履かないで過ごします。彼女は、年老いて足が効かなくなっても、なお過去に縛られて生きていました。それはまるで「その時点で時間が止まったように」過去を見続ける生き方で、現在と未来を見る生き方を選びませんでした。 モーセも砂漠の中で過去の自分の傷や挫折を40年間、見続けていました。その見方が、彼の生き方を決定付けていたのです。エジプトの王子として何不自由ない生き方を送っていましたが、殺人を犯し、すべてを失いました。自分は人前に立つ資格はなく、神にも人にも役に立たない者だと思い込んでいました。しかし、数日前に「燃える柴」の箇所で読んだように、「目に見えない方を見ているようにして(27節)」、つまり信仰によって神の招きを受け取りました。神に頼るという決心をした時、はじめて視点が未来の希望に(与えられる報い、26節)向けられ、生き方が変えられたのです。今日の箇所では、「信仰によって」という言葉が2回、使われます。私たちも、信仰によって、新しいアイデンティティと生き方に変えられます。私たちも過去の傷が大きすぎて、先が見えなくなり、立ち上がれないと思う時があります。しかし、どれほど辛い境遇を経験し、どれほど大きな傷を負っていたとしても、神に頼る決心をする時、神はその人を確かに祝福するご計画をお持ちなのです。 問いかけ あなたは、過去の心の傷、失敗、挫折から目を離すように、どのような神様の招きを受けていますか?その時、どのように応答しますか? 祈り 神様、あなたの目的と計画に従った生き方ができるように、私を変えてください。過去を見つめてきた生き方から、今、共におられるあなたに、また、あなたがご計画される将来の祝福に目を向けることができますように。私を憐れんでください。これまで人生、忙しく走り抜いてきましたが、今その足を止め、あなたの御声を聞けるようにしてください。お語りください。主の御名によって祈ります。アーメン。 ※最後に、もう一度、静まる時を持ちましょう(2分間)。 Silence and Stillness before God (2 minutes) Hebrews 11:24-27 24) ...