LENT | Day 13
Day 13 ※御言葉を読む前に、まずは主の前に静まる時間を持ちましょう(2分間)。 その後、御言葉をゆっくりと、3回繰り返して読みましょう。 創世記45章 4~7節 4) ヨセフは兄弟たちに言った。「どうか私に近寄ってください。」彼らが近寄ると、ヨセフは言った。「私は、あなたがたがエジプトに売った弟のヨセフです。5) 私をここに売ったことで、今、心を痛めたり自分を責めたりしないでください。神はあなたがたより先に私を遣わし、いのちを救うようにしてくださいました。6) というのは、この二年の間、国中に飢饉が起きていますが、まだあと五年は、耕すことも刈り入れることもないからです。7) 神が私をあなたがたより先にお遣わしになったのは、あなたがたのために残りの者をこの地に残し、また、大いなる救いによって、あなたがたを生き延びさせるためだったのです。 ディボーショナル ヨセフは、信頼していた兄弟から裏切られ、奴隷としてエジプトに売り飛ばされました。エジプトでは正しいことを続けたのに、逆に無実の罪で投獄され、先の見えない生活を何年も送りました。ヨセフの人生は、裏切りと不条理に満ち、耐え難い苦しみの連続でした。しかし、その後、ヨセフは不幸の人生におとしいれた兄弟たちを赦すのです。さらに、人生の苦しみの背後には、いつも神様の救いの計画があったことを悟ります。 今日の箇所は、いつ読んでも感動します。ヨセフの物語を読んだことのない方は、旧約聖書の創世記37章から50章まで読んでみてください。 私たちは、家族や友人など、親しい人から裏切られたことはあるでしょうか。勇気をもって正しいことをしたのに、逆に、不利に働いたようなことはあったでしょうか。もしそのような経験があれば、その心の傷はなかなか消えないでしょう。裏切りと不条理ほど、私たちを精神的に苦しめ、心の傷として残るものはないからです。 過去に誰かから大きな心の傷を負わされた時、私たちは二つの反応を取ります。一つ目は、その過去に蓋をして、思い出さないようにすることです。しかし、人生を歩む中に、時々、不意にその記憶がよみがえり、その度、胸が痛むのです。二つ目の反応は、心の傷を怒りを復讐の思いに変え、それをずっと持ち続けることです。しかし、実際に復讐ができないことが分かると、怒りは苦々しさに変わり、それが消えないまま人生を続けることになります。悲しいことに、いずれにしても私たちの心の傷は癒えないのです。 ヨセフの心の傷も消えませんでした。しかし、ある日、ヨセフは自分を裏切った兄弟たちと再会する機会が訪れた時、彼らを赦(ゆる)す決断をします。それも、兄弟から正式な謝罪のないうちにです。このことでヨセフは心の傷から解放されていきます。 ここで問いたくなるのは、「なぜ」ヨセフには赦すことなどできたのか、ということです。「ありえない」ことだからです。 その答えは、ヨセフが連続して押し寄せる不幸の中で、神様との関係を深め続けたからです。ヨセフ物語には、「主がヨセフとともにおられた」と繰り返し書かれています。このようにして、兄弟と再会する日には、大きな決断をする備えができていました。それは、「無視(忘却)」や「復讐」ではなく、「赦し」という決断でした。このことで、ヨセフの心の傷は完全に癒されました。それは、その後ヨセフが生涯、自分の家族を愛して仕えていったことから分かります。 問いかけ 一生、癒されないと思われるほどの、過去の心の傷はあるでしょうか。真の癒しに招く神様の声を妨げるものがあるとしたら、それは何でしょうか。 祈り 神様、あなたは私の苦しみをすべてご存知です。いつも共にいてください。苦しみが癒されるために、私を悩ませてきた人を赦し、愛する決断ができるように導いてください。ヨセフが多くの人を祝福する決断を下せたように、私を助けてください。主の御名によって祈ります。アーメン。 ※最後に、もう一度、静まる時を持ちましょう(2分間)。 Silence and Stillness before God (2 ...


